【ポケカ注意喚起】価値を大きく落とす「インクド」とは?見破り方とトラブル回避法
ポケカの「インクド」(白かけをインクで塗りつぶす状態偽装)を徹底解説。PSA鑑定での無価値判定、フリマアプリでの購入・出品トラブル事例、ライト・ブラックライト・側面確認・ルーペ網点チェック・赤外線カメラによる見破り方、旧裏カードの注意点、安全な取引方法まで網羅。
トレカの「インクド」とは?
近年、フリマアプリなどでポケモンカードを購入する人が増えていますが、それに伴い「インクド」と呼ばれる状態偽装のトラブルも急増しています。この記事では、インクドとは何か、その見破り方や詐欺に遭わないための対策について徹底解説します。
「インクド」とは、カードの縁などが白く欠けてしまう「白かけ」と呼ばれる傷を、マジックペンやボールペンなどのインクで塗りつぶし、目立たなくして美品に見せかける行為のことです。
パッと見は美品に見えても、インクドされたカードは相場よりも価値が大きく下がってしまいます。さらに、有名なグレーディングサービス「PSA」でも「N3: EVIDENCE OF RECOLORATION」というインクド判定が存在し、これに該当するとグレードが付与されず、実質的に無価値であることが証明されてしまいます。
なぜ「白かけ」は起こるのか?
トレカは紙が何重にも重なって1枚のカードになっています。そのため、パックから取り出す時やスリーブに入れる時、またはカードを手に取る際に爪が引っかかることで、紙の層がめくれたり削れたりして「白かけ」が発生します。
インクドが引き起こす深刻なトラブル
インクドされたカードは、以下のような様々なトラブルの原因となります。
購入者の被害
フリマサイトで「美品」として購入したのに、届いたカードがインクドされており、価格に見合わない商品を掴まされてしまうケース。最悪の場合、気づかずに取引完了して泣き寝入りになることもあります。
出品者のトラブル
意図せずインクドのカードを出品してしまい、後から購入者に「インクドだったので返金してほしい」と求められるケース。
買取拒否
有名店で「美品」として購入したカードを、後日同じ系列の店に買取に出したところ、「インクド」と判定されて買取を拒否されてしまうケース。
インクドの簡単な見破り方・真贋鑑定ポイント
インクドは非常に厄介ですが、いくつかの方法で見破ることができます。
1. ライトやブラックライトを当てる
インクドされている部分は、紙がへこんでいたり削れたりしている箇所にインクが乗っている状態です。そのため、光を当てると乱反射し、ツルツルした印刷面と違って黒く目立って見えます。また、ブラックライトを照射すると、本来のインクとは発光反応が異なるため、肉眼では見えない色の違いが明確になります。
2. カードを横から見る(側面を確認する)
カードの素材である紙(パルプ)はスポンジ状の構造をしています。そのため、縁にインクを塗ると中まで染み込みやすく、カードを横から見た時にインクが黒く見えます。複数のカードを束ねて間に挟むと、1枚だけ黒くなっているのが非常に分かりやすくなります。本来の製造工程において、裁断後の側面にインクがつくことはありえません。
3. ルーペや顕微鏡で「網点」を確認する
通常のカードの印刷は、4色の細かい「網点(点々)」の集まりでフルカラーを表現しています。しかし、ペンなどでインクドされた部分は網点がなく、ベタ塗りの状態になります。ルーペや高精細デジタル顕微鏡を使えば、この違いやペン跡の光沢を鮮明に確認できます。
4. 赤外線カメラを使用する
赤外線カメラを使用すると、白かけ部分は白く映りますが、インクドされた箇所は他の部分と色の濃さが異なって黒ずんで見えるため、判別が容易になります。
⚠️ 旧裏のポケカは特に注意!
初期のポケモンカード(旧裏)の枠には、通常の4色印刷ではない金色の「特色」インクが使われています。もし全く同じ色のインクで精巧に塗られてしまった場合、見破るのが非常に難しくなるため、旧裏カードの購入時は特に注意が必要です。
まとめ:詐欺に遭わないためには
インクドは肉眼で見破れる粗悪なものから、鑑定機器を使わないと分からない精巧なものまで存在します。
フリマアプリ等で個人間取引をする場合は、「相場より安すぎる商品に注意する」「出品者の評価や過去の取引履歴を確認する」といった自衛が必須です。それでも高額カードの真贋や状態を個人で完璧に見極めるのは困難なため、プロの鑑定士が真贋鑑定を行う「スニーカーダンク」などの鑑定付きプラットフォームを利用することが、最も安全に取引するおすすめの方法です。